うつ病というレッテルは多分なくならない。〜うつの時のオススメの本〜

うつ病がオープンになって

長い間かなり信頼していた人たちがいた。
病気になる前は、よく連絡をしあったし、いろんな話もした。
だけど、うつ病になってパタリと連絡がなくなった。

とても、かなしい。

もっと熾烈な偏見にあっている人は、もっと悲しいのかなと思う。

「うつ病」というたった一枚の皮を被ってしまっただけで、自分の人生はこんなにも変わってしまうものなのだろうか。

わたしも距離をとった側の人間だった


大学生の時、リストカットをしている人を見てどん引きしてしまったことがある。
この人はどうしてそこまでして自分を傷つけ、自虐的になっているんだろう。
やさしくして依存されたら対応できないし、傷つけないように自分は身を引いておこう。
そんなふうに思ったと思って、距離をとったことを思い出した。

その人がどんな人で、どんな生き方をしてきて、どんな考え方をしているのか・・・
あの時のわたしは何も見なくて、
ただ、その傷だけを見て「関わるのをやめよう」と思った。
きっと、わたしから身を引いた人たちは、そんなふうに恐れてしまったのかもしれない。

わたしという人間、人格を知っている人であっても、
何度も「あいしている」と言ってくれた人であっても・・。


シンプルに生きるを読んで

いま読んでいる柳田邦男先生と香山リカ先生の本。
シンプルに生きる』という本がとても良い。

前半にこんな言葉がでてきて、妙に納得させられた。


私たち西洋医学の医療従事者は、とかく人を見ないで病気だけを見たり、症状だけにスポットを当てがちなんですが、彼女は全然見方が違う。
患者さんを全人的に見るとでも言うのでしょうか。
背景も含めてその人全体の一部に症状があるというとらえ方なんです。
p76

まさに、「患者」ではなく、「病」をみる。
そうでなければ、ただしく治療ができない面もあるのかもしれませんが、精神医学のなかでは、このように関われてしまっては患者はさらに追い詰められてしまうように思う。

あまり目立っていないように思う本なのですが、
読んでみると自分自身を客観的に見れるような気がした。

医者や看護師、介護士という「人を診るプロ」であっても、人を人として見れない。
まして、一般の人がはできないか・・・・。
と思うと、なんだかフッと諦めがついた。

おわりに


うつ病になってわたしの人生は変わったと思う。
でも、思ったより変わってはいないと思う。

順風満帆な毎日だっただけに、少しヒビが入っただけで落ち込みすぎていた。

たった小さなヒビだと思う。思いたい。

「うつ病」というレッテルは多分なくならない。
だから「うつ病」を分かってもらうことはあきらめよう。

そこを頑張るのは、なんだか疲れてしまった。

それよりも、その小さなヒビをみとめつつ、
その中でわたしがわたしらしく生きていくことを見つけていくこと。

うつ病でなくたって、誰しも生きていく中で上手くいかないことはある。
他の病気だってそうだし、人間関係や仕事環境、いろいろある。

でも、そこで「弱さを分かって!」と嘆くのではなくて、被害者ぶるんじゃなくて、ひとりの人間として自信をもって生きていけたらいいなと思う。
弱さは強さに変わる。

ヒビは味だ。

そう信じて、自信を持って生きていきたい。




シンプルに生きる
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