2年と1ヶ月の通院生活が終わりました(その2)ー26、27回目の心療内科ー

夜明け ImaIku

はじめに

みなさま、こんにちは。
ご無沙汰しておりました。
今日は「くぎり」となるご報告ができそうです。

こちらは その2 の投稿となります。
2年と1ヶ月の通院生活が終わりました(その1)ー26、27回目の心療内科ー

その1をまだご覧になっていない方は、ぜひこちらから。

心療内科コンプレックスがなくなってから

最初に言っておきますが「かんぺき」はこの世にありません。
このコンプレックスもゼロではなく、ゼロに近く薄くなってきたという感じです。

さて、心療内科へ行っていることやカウンセリングを受けていることを”恥ずかしいもの”とあまり思わなくなってから、

「こんな日がやってくるだなんて思ってもみなかった・・・。」

 から

「いつか心療内科へ通わなくていい日がやってくるだろう・・・。」

 と思うように変わりました。

これは決して焦っているわけではなく、
別に心療内科に通っていることは嫌でもなんでもなく、
なんでしょう・・・、
インフルエンザで休んでいて毎日苦しいけれど、薬を飲んでたくさん寝ていたのを、すこしずつよくなっていく中で「あ、そろそろ薬飲まなくていいかな」って思うような感覚でしょうか。
「あ、明日は学校行けそうだな」みたいな、身体の変化をごく普通に感じているような。

快気祝い!おめでとう!とかそういうことじゃなくて、
 日が落ちて夜がきて、日が昇って朝がくる
そういった自然な感じでそれはやってきたんです。


27回目の心療内科 (12月)

「あ、今日、病院だ。」

こう思うことも、「あ、今日、ヨガだ。」と思うのと似た雰囲気で思うようになってきました。(もちろん、そう思えない時があって良いと思います。わたしも長らくそうでした。)

今日の診察は、先生がおそらく最初から「終わりにしよう」と思われていたのではないかと思う内容でした。

今年の7月、カウンセリングが終わり、8月、9月、10月、11月と医師による診察のみが続いていましたが、だいたい10分〜15分程でした。

今回は30分程度という長丁場。

(1)まず、指摘されたのが「前職場」のことでした。

 治療をはじめて3ヶ月がたった頃
「前職場のことは考えないようにしなさい」と言ったのは先生でした。

 それは私のうつ病がひどくなる原因がほぼ前職場の影響だったからでした。

” 問題からはまず離れること ”

それでだいぶと身体も心も安定し、フリーターをはじめ、1年が経った頃から、もう一度、前職場について向き合うようになりました。
失敗して、落ち込んでを繰り返しながら、今に至っていること。

「これから、前職場とはどう付き合っていくつもりですか?」

おお、スタートから重いテーマだなと思いましたが、
「はい、今はもちろんその人たちとも関わりを続けたいと思っていますが、関われる人から関わり、関われない人がいても別にいいと思えるようになってきました。そういう人ともいつかまた関われたらそれでいいといった感じです。
場所も、まだ、行くのが怖いと思うことがありますが、怖いと思えば帰ればいいと思っています。まぁ、いつかは平常心で笑顔で戻れたら嬉しいですけど。」

「そうですね。無理する必要はないし、意気込む必要もない。一種の境界性人格障害、トラウマでしょうね。」

「その前はできたけど、病気になってできない。ということが自然とできるようになれば完治です。2年とか3年とかかけていけばいいんですよ。」

たしかになぁ、と思いました。
今、前職場のことで焦っても何の意味もないということがよくわかります。
焦って治るものでないことを実感しているからです。

焦って治すよりも、今できることを大切にしていくこと。
それができないわたしでも大丈夫。
いつか自然とできるようになる日がやってくるから。


(2)弱さの指摘 

驚いたのはここでした。
今まできついことはあまり言われない先生でしたが、ここはなんだかきつかった。

今までのカルテを見直しながら

「あなたは、素直すぎる。 
言われたこと、されたことをそのまま受け取りすぎ。
もっと、ずるくていいんですよ。」

これを言われた時は、正直、心に刺さりました。
自分のバカ正直なところ、素直なところ。これは良い面でもあるけれど、もっとずるくというか、賢さをもって生きて行くことが大人になれば必要なこと。

「みんな持っているんですよ。こういう弱さを。
あなたの場合は”対人関係”が弱い。
これは今にはじまったことではなくて、あなたがずっと持っている弱さなんです。これが、露呈しただけ。」

これも納得でした。
人間だれしもが「弱さ」を持っている。
強いだけの人間なんていない、それをみんな隠しながら、ごまかしながら生きている。
それが、たまたまこのタイミングであらわになっただけの話し。

大切なのは、この弱さを自覚して
弱さとうまく付き合いながら生きて行くかどうか。

弱さを消すのでもなく、隠すのでもなく、うまく付き合っていく。


(3)これからのこと 

「これからのことで不安なことはありますか?」

「ーーーー、うーん、いろいろ心配なことはあります。でも、それで押しつぶされることはなさそうです。
今、仕事の時間も増やしてみて、疲れたりすることはあります。
これから正社員に向けてどうしようかも考えています。」

「どのタイミングで正社員になるのか。やりたい仕事ありますか?」
  
「これっていったものが今は見つかりません。今の仕事は楽しいですが、本当はより積極的に人を助ける仕事に就きたいです。」

「うん。不安が大きくて踏ん切りがつかない時は現状維持でいいんですよ。フリーターを2、3年続けたって別にいいじゃないですか。」

「そうですよね。ゆっくり考えていきたいです。」

「よし、ひとりで頑張ってみるか?」

その言葉が先生の口から出てきたとき、
うまく言葉では言えないんですけど、ぞわってした。

前回の心療内科で「不安はあるか?」と聞かれた時は、まだ一人で頑張れないって思った。でも、今回は「頑張ってみようかな」と思えた。

なので、「は、はい。先生、今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。」と伝えました。

「何かあればいつでも来てくださいね。来年でも。笑 」


帰りの車の中で

受付の方に診察料を支払い、いつもなら次の予約を立てるとき。

「○○さん、今日で終了ですね。」

そう言われ、「お大事にしてください」と声をかけられる。

心療内科を後にして、車に乗り込んだら、なぜか涙が出てきた。

「もう心療内科へ通わなくていいんだ!」という嬉しさとか喜びでもない。
「頼れる人がいなくなった」という不安や寂しさでもない。
なんだろう、ただ、その ” 終わったんだ " という事実にホッとしたんだと思う。

そんな涙の理由を思い巡らしていたら、
この2年と1ヶ月のでの出来事が思い出された。

「あぁ、ここに来ること、最初すっごく苦しかったなぁ。」とか
「心療内科へ行って自分の弱さを突きつけられて辛かったなぁ。」とか
「病院で味わった知識や感動が人にうまく伝わらなくて悲しかったなぁ。」とか

そんなことを思ったら、余計に涙があふれた。

涙をふいて、家に帰ろうと思った。

エンジンをかけて、ギアをDに切り替えて、ライトをつけて運転する。
道行く人を横目に見ながら、街の青白い電灯や向かいにいる車のライトがまた滲む。

病気を経験してよかった。
病気を経験して、できないことが増えて行く焦りや、病院に通うことの辛さや、夜の眠れない恐ろしさや、人と同じように仕事や学校に行けないもどかしさが痛いほどわかるようになった。

でも、”忘れてしまう”という残酷さも味わった。
元気になればなるほど、できることが増えていき、弱さに寄り添えない自分にも出会った。
ついできない人にイライラしてしまう自分を見たり、弱さを抱えている人を見過ごすようになったり、夜眠る時なんの恐れも感じず熟睡できるようになって、忘れてしまうことで前に進むけれど、感受性は失った気がした。

そんな残酷な自分をここ2ヶ月ほど感じていて、
あぁ、病気で出会ったわたしはどこに行ったんだろうと思うこともありました。

でも、この車であふれんばかりの涙が流れた時、
あの病気で苦しかったわたしは今も心の奥底にいる。
ちゃんと息づいていて、消えて無くなってしまったわけじゃなかったとわかった。


おわりに

心療内科へ通うことが終わりました。

終わったけれど、これでハッピーエンド!これからは順風満帆さ!というわけではないことが、伝わりますでしょうか。

そういうことじゃないんです。

仕事をバリバリしていたわたしも
病気でとても苦しかったわたしも
心療内科へ必死に通っていたわたしも
今のわたしも
全部、とても大切なわたしでした。

今までのわたしが積み重なって、今のわたしがいるし、これが繰り返されていく。

決して、うつ病になったわたしを「人生最大の汚点」だなんて言いたくない。

わたしがこの病院で学んだことは、
「自分はダメだ」と思うことをやめて、
「今日のわたしに○」をつけることでした。

わたしがわたしを傷つけることをやめて
わたしがわたしを大切にすることでした。

ですから、もしもまた、苦しくなったら、その時はまた病院へ行くと思います。

そうやって、いまの自分がわたしらしく生きて行くために必要なものは「ありがとう」と素直に受け取ること。

そんなあゆみが、きっと誰かの助けになると信じています。



今日もすこしずつ。



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コメント

  1. これまでのようにまた1歩前進ですね、imaikuさん。そしてimaikuさんはこれからもすこしずつ進んで行かれるでしょう。必要なときにはお休みしながら。
    imaikuさんのブログからたくさんの勇気をもらいました。ありがとう。私もすこしずつ進んで行きます。
    そら

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    返信
    1. そらさん
      いつもコメントありがとうございます。
      はい、これまでのように一歩前進して、きっと二歩下がったりしながら、すこしずつすこしずつ日々を重ねていくのだと思っています。
      実際、今週はすこし頑張りすぎたことがあって、エネルギーを使いすぎてしまって、へとへとです。今日は1日チャージしました。笑
      そんなこんなでわたしも生きています。
      そらさんの歩みがどうぞ守られますように。
      寒くなりましたから、どうぞお気をつけくださいね。

      削除
  2. はじめまして。頑張る信者の所を偶然拝見させて頂いて、涙が出ました。
    今のが考えてることかそのまま書かれていました。自分には頑張る事しかできないんだから頑張りたいのにうまくできなかったり空回りで、私はほんとにダメダメだなと思い。励ましてくれる人たちにも申し訳ないと思う。私は別に病院に通ったりもしてないので全然辛くないんだと思いますが、同じ事を考えたりしてた方もいたんだって思ったらなんかすごい救われた気がしました。ほんとに全て私が日ごろ悩んだりする事ばかりでびっくりしました。
    過去記事も遡って拝見させて頂きたいと思います。

    新しい一歩を踏み出されるとの事、幸せなものでありますように!
    ありがとうございました!

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    返信
    1. まにさん
      はじめまして。
      この度は、ブログにご訪問くださり、メッセージまでいただきまして本当にありがとうございます。とても嬉しいです。
      「頑張る信者」のブログ(前のブログ)ですが、わたしもまにさんのメッセージをきっかけにもう一度読み直しまし、自分の文章ですが、なんだか心に響きました。

      悩みや辛さのレベルについてですが、病院に行っているから辛い、病院に行っていないから辛くない、入院しているから辛い、入院までいかないから辛くないとわたしは簡単に格付けできないものだと思っています。

      ですから、まにさんにはまにさんにとって、とてもお辛いことがあると思っています。

      生きていれば、「どうにもならない大変なこと」にぶつかることは、きっとどなたにでもあります。
      その時に、「誰かと比べてわたしはマシなんだから、もっとちゃんとしなきゃ」なんて思わないであげてください。

      すこし論点がずれてしまっていたらすみません。

      新しい一歩を踏み出していますが、あせらず、ゆっくりと進んでいきたいと思っています。
      こちらこそ、ありがとうございます。

      削除
  3. imaikuさん

    初めまして。今年8月頃、ブログを見つけてから全記事ツアーして、ときどき見に来ていました。
    9月に診断が下されて、いま、休職中の身です。

    しんどいのにプライドが邪魔をして周囲にSOSを求められずにいたときに、
    imaikuさんのブログには本当に助けられました。
    症状や考え方は人それぞれですが、療養生活の過ごし方が、このブログと出会っていなかったら、
    今とは確実に違うものになっていたと思います。
    今回、心療内科の通院が一区切りということで、感極まってコメントしてしまいました。
    自分のことのようにうれしいです。

    これからますます寒くなります。お身体に気を付けてくださいね。

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    返信
    1. 緒方葵さん
      はじめまして。この度は、お辛い中、ブログを見にきてくださって、まさか全記事読んでくださっただなんて、本当にオドロキです。
      つたないブログですが、緒方葵さんのお役に立てたようで、本当に嬉しく思います。

      コメントを残して頂けたこと、本当にありがとうございます。

      今はどのような調子でしょうか。
      どうぞ、緒方葵さんの体も心も守られますように。

      削除
  4. 初めましてです。1ヶ月ほど前にimaikuさんのブログに出逢いました。うつ病と診断されて今日で1ヶ月、Soraと申します。
    こちらにコメントをすることが今日の私の一歩。既にブログ内の言葉からたくさんの勇気や、過ごし方などの前向きな気持ちもいただきました。私も、これから、これから。
    またできるときにコメントさせてください。^^そしてimaikuさんもゆっくり少しずつ進んでいってください。

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    返信
    1. Soraさん
      はじめまして。
      うつ病と診断されて1ヶ月。
      大変お辛い時期ではないかとお察しします。

      そのような中、ブログを読んでくださり、こうしてコメントを残してくださって、本当に嬉しく思います。Soraさんをはじめ、皆様のあたたかなコメントでわたしは本当に元気をもらっています。

      はい、Soraさん、これからです。
      ありきたりな言葉ですが「もう遅い。手遅れ。」ということはないと思います。

      弱さがありながらも、その弱さをすこしずつ「よし」としていきながら、あたたかな春を待ちたいなと思います。

      いつでもまたお越しください。

      削除

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