うつ病10ヶ月の私が書いた「1年前のわたしへ」。


だいすきなあなたへ

怒濤の夏が終わって、いかがお過ごしでしょうか。

あなたがこの夏とっても頑張りましたね。
そして。頑張っても先が見えなくてとても焦っていますね。

さて、今日はまた、あなたに伝えたいことがあって手紙を書きました。

今日、伝えたいこと。

それは、これから始まる1ヶ月にどうか覚悟をしてほしい、ということです。

きっと一生涯忘れることのない日が訪れることでしょう。

あなたは、いま、いっぱいいっぱいで、それでも「もっと」と頑張りに頑張りを重ねているので、気づけていませんが、実は、もうすでに、その兆しはやってきています。

目の前のやらなければいけない(とあなたが感じている)ものに、あなたはいつも怯えているし、目の前に関わらなければいけない(とあなたが感じている)ものに、あなたは必死で食らいつこうとしていて余裕がありませんね。


あなたの人生にとって

「一番たいせつなこと」がいちばん後回しになっています。

「いちばんたいせつなこと?」

そう思うあなたはあなたのままで良いんだって実は思っています。

「あなたの持てるすべてを懸けて生きる」という経験は、とても貴重だからです。

ただ、覚えてほしいのは、
いまのあなたは、本当は「持っていない」のです。

「持っていない」にも関わらず、持っていると思い込み、
それを使ってもっと成功したいと必死です。

本当は、持っていないのにです。


実は、あなたこそが受ける必要があるのです。

きっと、あなたは気づいています。
アウトプットをし続けなければいけないことに、限界を覚えているはずです。
自分の中に一滴も残っていないのに、どうして、多くの水を分け与えることができるでしょうか。

あなたこそが、いま「受ける」ことが大切なのです。

目まぐるしくすぎる日々の中で、いったいどこで受けたら良いのか、いったい何から始めたら良いのか。

「そんなことを」考える暇もありませんね。

水がなければ、枯れます。

どうか動けなくなった時、自分を「だめだ」と傷つけないでほしい。

どうか動けなくなった時、遠慮なくプレゼントを受け取ってほしい。

怖がらなくても大丈夫。焦らなくても大丈夫。

ちゃんと水をやれば、ちゃんと栄養を受けたら、もう一度たちあがれるから。

我武者羅に働いた自分のことも、ただ泣くことしかできない自分のことも、「その自分がいて良かった」と思っています。

これからの一ヶ月は、あなたにとって、あまりにも辛くて苦しい1ヶ月になると思います。だけど、その「弱さ」をどうかいじめることなく、抱きしめてあげてください。

「受けるよりも与える方が幸いです」という言葉も大切ですが、
「素直に”ありがとう”と受けとる人生も幸い」だとわたしは知っています。

ボロボロに汚れてしまった体も心は決して美しくはありません。
でも、それを隠してしまうのではなく、自分の汚れた手でまた汚し傷つけるのではなく、「おねがいします」と差し出し、キレイに洗ってもらうこと。

そんな「受ける」経験が待っています。

それは惨めで恥ずかしいことなのかもしれません。

でも、あなたにとって、それは「たいせつ」なことなのです。


弱さを直視できない大人がたくさんいます。

弱さを強さで隠そうとする大人がいます。
できないことをできることで、惨めな思いを偽善という名のふたで覆い隠す大人がたくさんいます。

弱さがない人間なんていない。惨めさがない人間なんてない。

あなたは「孤独だ」と思ってもいい。
「独りだ」と感じてもいい。
その意味がなんなのか分からなくてもいい。

そう思う時があっていい。

そう思う時をちゃんと知っている人は「本当に強い人」だと思う。


あなたは、本当はひとりじゃない。

絶対に、ひとりじゃない。

弱さがあっても、うまくできなくても、大丈夫。

これから、「いちばんたいせつなこと」を学ぶ時がやってきますよ。

とても辛いと思いますが、かならず抜け出せるから。

すこしずつやっていきましょう。




では、また、お手紙を書きますから、手紙を待っていてください。

どうか、生きてください。



今日もすこしずつ。






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